更年期障害

更年期とは、女性ホルモンを分泌する卵巣の働きが衰えて停止し、女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)が欠乏した状態で身体が安定するまでの時期をさす。(閉経を挟んでその前後10年位の期間で個人差がある)

間脳の視床下部から分泌される性腺刺激ホルモンの分泌は続き、ホルモン環境がアンバランスになるが、さらに視床下部には、情動や自律神経の働きを司る中枢が集まっているため、様々な症状が現れる。

自律神経の乱れで起こる典型的な症状

  • ホットフラッシュ(のぼせ)
  • 発汗
  • 動悸
  • めまい
  • 脈の乱れ
  • 手足の冷え
  • 耳鳴り
  • 頭痛
  • 肩こり
  • 腰痛
  • 疲労倦怠感
  • トイレが近い
  • 膣や尿道がひりひりする
  • イライラする
  • クヨクヨ考え込んでしまう
  • 気分が落ち込む

【精神症状】

 不眠・不安・イライラなどの症状が現れ、不定愁訴を訴えてくる女性も多い。
うつ症状がみられることがあり、更年期はうつ病が好発することもあるため、うつ病との見分けが必要となる

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地域精神医療(コミュニティ精神医療)

地域でクライアントを援助していく考え方を『地域精神医療(コミュニティ精神医療)』という。
長期にわたる入院を解消し、一日も早く社会へ送り出して、社会で独り立ち出来るようにサポートするため、クライアントに必要な心理療法やデイケアなどのサービスを提供し社会復帰のために市町村の施設を利用するなど、地域が一つとなってクライアントを援助していくのが目的である

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ケースカンファレンス

保険、医療、福祉等m各領域の専門職が一つのチームとなってクライアントに対してのカウンセリングの方針や、他の職種からの援助や助言を求める事例会議のこと。

ケースカンファレンスの目的はクライアントに対して最も有意義なサービスを提供することだが、その他の職種の人からの意見は重要であり、同業者であっても違う見方からのアプローチを得ることができるのでカウンセラーの自己研鑽の場でもある

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癌の主な症状

癌は、身体の正常細胞がなんらかの原因で、突然変異を起こし、もとの細胞とは異なる細胞に変化してしまい、悪性腫瘍や悪性新生物とも呼ばれる。再生不全を起こしてしまい高速度で無限に増殖する。癌細胞はもとの正常細胞がもっていた役割や機能を失い、機能不能となってしまう。さらに腫瘍部から遊離して血液や体液にのって別の臓器や組織に侵入することもある(転移)。癌細胞の増えた部位は役割や機能を果たすことができず、様々な障害を引き起こす。

癌にによる精神症状

抑うつ、不機嫌、希死念慮などの諸症状が見られる。
すい臓癌・乳癌・喉頭癌・咽頭癌は他の癌に比べて、うつ症状が現れやすい。
ストレスが過剰にかkるので、ストレスを緩和して癌治療に臨むことが必要。

 

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神経伝達物質

アセチルコリン

神経を興奮させる
学習・記憶・レム睡眠や目覚めに関わる。
脳内のアセチルコリン・・・知的活動・記憶・アルツハイマー型認知症の患者の脳内アセチルコリンの濃度は低下している。
筋肉・心臓の神経にもある

ノルアドレナリン

神経を興奮させる
不安や恐怖を引き起こす
目覚め・集中力・記憶
積極性を高める
痛みを感じなくする
ストレスがノルアドレナリンの働くを高める

ドーパミン

神経を興奮させ、快感と陶酔感を与える。
攻撃性、創造性、運動機能などを調節する。
情動、認知機能に大切な働きをしている。

ギャバGABA(γアミノ酪酸)

神経の働きを鎮めるアミノ酸
不安を鎮める、睡眠、けいれんを鎮める。筋肉の緊張を解く。
大脳皮質、小脳、海馬、脳幹部にある抑制性の神経伝達物質で、不安やけいれんと関係がある
GABA-A受容体—-ベンゾジアゼピン受容体と共合。ベンゾジアゼピン系の代表的な抗不安薬(精神安定剤)であるジアゼパムはGABA-A受容体のサブユニットに結合し、GABAの作用を強化させる。また、アルコールはGABA受容体に影響を与えて不安を解消する

セロトニン

行動には抑制が働くが、気分は興奮させる方向に働く。
脳のどの部分でセロトニンが不足しているかによっても異なる病気として現れる。
体温調節、血管や筋肉の調節、攻撃性の調節、運動、食欲、睡眠、不安などに関わっている。
セロトニン神経は、縫線核にはじまり、脳全体に分布している。
特に、偏桃体や視床下部、大脳皮質に多く、セロトニンが不足すると、感情や貪欲、性欲、睡眠の障害が出やすくなる。

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サーガディアンリズム(概日リズム)

人間は約24時間のサイクルで脳波や体温、血圧などが規則的に変化すること
時差ボケは、概日リズムによる身体内の状態と外界の卯一致から生じる。

概日リズムは、視床下部にある松果体から分泌されるメラトニンというホルモンによって、制御されている。メラトニンの分泌は夜間に多くなり、昼間は減少する。(厳密には、起床から約14時間後にメラトニンの分泌が開始される。

メラトニンの分泌は光を投射されると抑制される特徴がある。夜間に存在しなかった太陽や照明の光を浴びることでメラトニンの分泌が減少し、それが「朝昼である・活動する段階である」という合図となって、徐々に覚醒・活動へと身体各部位に生理的変化が生じる。

また、生理心理学における研究により、人間は体温が高い時は実際よりも時間を早く感じ、逆に体温が低い時は実際よりも時間を遅く感じる傾向があることが分かっている。

時間に関しては認知心理学の観点からも研究がされており、認知的な負荷が高い時(複雑・困難な作業や課題実施時)は、実際よりも時間を長く感じ、逆に認知的な負荷が低い時(単純・平易な作業や課題実施時)は実際よりも時間を短く感じる傾向がある。

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肛門神経症

自分の臀部を異常なまでに気にしてしまう。
技術的な面や医療の進展度具合から見て、診療内科・精神科ではなく、肛門科を受診した方が良い

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過換気症候群

精神的な不安からくる過呼吸によって生じます。

症状は主に・息苦しさ・胸部の圧迫感と痛み・動悸・めまい・手足や唇のしびれ(テタニー症候群と言います)・(まれに)失神があげられます。
発症順序としては呼吸性アルカローシスというものが原因となって起こります。
これは呼吸が速くなることによって体内の二酸化炭素を過剰に外に排出してしまい、結果血液がアルカリ性に傾いてしまうのです。
逆に呼吸性アシドーシスというものもあり、これは喘息などで呼吸がしづらくなり、体内の二酸化炭素が多くなってしまい、血液が酸性に傾いてしまうものなのです。

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