ピアジェの認知発達論

『操作』・・・論理的構造性を持った思考

感覚-運動期 生後~2歳頃 言葉を使い始める。
対象をイメージや言葉で表現するようになる。
言葉や具体的なものを別の物にたとえて考えるようになる
見立て遊び(ごっこ遊び)
象徴的に考えられるが、論理的に組み立てられているわけではない
前操作期 2歳~7歳頃 自己中心性
他の視点に立って物事を考えることが困難。
他人も自分と同じ様に考えたり感じたりしていると思う傾向がある。
自他の区別、主観と客観の区別が不充分
アニミズム傾向(考えたことが実在する。全ての物は生きて意識を持っている)
具体的操作期 7歳~12歳頃 様々な保存概念を獲得、巧みに理屈を使いこなすが、具体的に感覚器官でとらえられたものに限る。抽象的なものについては、まだ理解が及ばない
形式的操作期 12歳~ 抽象的な表現を用いる。
因果関係によって物事を考えることができる。
頭の中で、論理的、抽象的に物事を考えることができ、具体的は、頭の中で立てた仮設を検証するための形式的なものとなる

(48)

自己中心性(ピアジェ)

発達段階の主に前総先における認知発達上の制約を示す特徴

中心化・・・物事の認識や判断が自分の視点や経験を中心として行われること
(この時期の子どもは、自他の視点を区別することが難しく、同時に複数の視点に注意を向けることができない)

脱中心化・・自他の視点を区別し、相互の視点から判断ができる能力を獲得していく

(54)

不眠障害

精神疾患全般における大分類 ・・・ 睡眠-覚醒障害群
原 因 ・・・ 周囲の環境(例:騒音など)やストレスなど
発症時期 ・・・ 年齢を問わず発生する可能性がある
病型による下位分類 ・・・ あり

分類名 特徴
一時性 各種症状は少なくとも1ヶ月持続するが、3ヶ月は超えない
持続性 各種症状は少なくとも3ヶ月以上持続している
有効とされる主な療法 ・・・ 薬物療法

主な診断基準

基準A 睡眠の料または質の不満に関する顕著な訴えがあり、加えて、以下の症状のうち1つ以上を伴っている。
  1. 入眠困難
  2. 注と覚醒が睡眠中に何度もあったり、覚醒後に再び眠ることができなかったりする。
  3. 早期覚醒
基準B 各種睡眠に関する問題によって、苦痛を感じたり、日常生活・社会的活動(学業・職業など)に支障をきたしている。
 基準C 各種睡眠に関する問題は、少なくとも1週間に3夜以上発生する。
基準D 各種睡眠に関する問題は、少なくとも3ヶ月間以上持続している。
基準E 各種睡眠に関する問題は、適切な睡眠の機会があるにも関わらず発生する。
基準F 各種睡眠に関する問題は、他の睡眠-覚醒障害群の疾患によるものでは説明できない。
基準G 各種症状は薬物などの外的要因によって引き起こされているものではない。
基準H 各種症状の発症原因が他の進退疾患・精神疾患では説明できない。

(DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアルより)

(71)

パニック症

精神疾患全般における大分類 ・・・ 不安症群
原 因 ・・・ 未解明だが不安感情に対する過敏症などの気質要因が関連
発症時期 ・・・ 年齢を問わず発生する可能性がある
病型による下位分類 ・・・ なし
有効とされる主な療法 ・・・ 認知行動療法・薬物療法

主な診断基準

基準A 激しい恐怖や強烈な不快感が数分以内に急激にピークに達するパニック発作を予期しない状態で突然起こす。パニック発作とは以下の症状のことであり、このうち4つ以上が起こる。
  1. 同期・心悸亢進症・心拍数増加
  2. 発汗
  3. 震え
  4. 息切れ感・息苦しさ
  5. 窒息感
  6. 胸痛・胸部不快感
  7. 嘔吐・腹部不快感
  8. めまい・ふらつき・気が遠くなる感覚
  9. 寒気または熱っぽさ
  10. 身体のマヒ感覚・うずき感
  11. 現実感の消失・離人感覚
  12. 抑制力の消失や精神状態に異常が生じることに対する恐怖
  13. 死への恐怖
基準B 少なくとも以下の1つまたは両方が1カ月以上続いている
  1. さらなるパニック発作の発生および発作の影響について持続的な不安・恐怖がある
  2. パニック発作および発作に対する良き不安により、不適応的な行動面の変化がある
基準C 各種症状は薬物などの外的要因によって引き起こされているものではない。
基準D 各種症状の発症原因が他の身体疾患・精神疾患では説明できない

パニック症の予期の有無

  • パニック症の予期できるもの・・・・明らかなきっかけや引き金が存在
  • パニック症の予期できないもの・・・安静にしているとき、睡眠中(夜間のパニック発作)

クライアントの約半数が、両方をもち、死への恐怖を感じる(広場恐怖症などの併発が多く認められる)

パニック症とうつ病の併発

  • パニック発作の誘発・再発の不安回避・・・アルコールで紛らわすなど『中毒器質性関連障害』の併発
  • 身体機能疾患・内臓疾患への不安・・・無暗な医療機関への検査、薬物療法による副作用への過剰反応 経済的負担・情緒不安、対人関係、社会生活への影響で悪化
  • 自殺の可能性の考慮

(DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアルより)

(30)

パーキンソン病

線条体のドーパミンが不足するために、線条体のアセチルコリン神経を押さえることができず、興奮が高くなりすぎる。この興奮が、視床、運動や、脊髄を通って筋肉に伝わる結果、パーキンソン病に特有の手足の震えやぎこちない動きが発生する。

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